歯科コラム

大人になっても抜けない!「大人乳歯」を持つ人が増えている理由

子供から大人になるにつれてさまざまな変化を起こすものですが、その中に「歯が生え変わる」というイベントがあります。通常であれば小学生~中学生で乳歯が抜けて永久歯に生え変わるものですが、成人しても乳歯が抜けずに残っている人もいるのです。そんな「大人乳歯」を持つ人が増えているという現状、その理由が何であるのかについて解説します。

乳歯が抜けないのは「永久歯が無い」から

乳歯が抜けないのは「永久歯が無い」から

実は、これは乳歯の問題ではなくて「永久歯の問題」なのです。大人になっても抜けない大人乳歯は、その下にあるはずの永久歯が欠如している「先天性欠如歯」が原因だったのです。
通常、永久歯が成長することにより乳歯は抜け落ちてしまいます。永久歯にはその種のような存在である「歯胚」というものがあり、これが成長することで永久歯が生えるのです。この時、乳歯の根っこの部分は永久歯によって溶かされて吸収され、土台を失うことによって抜け落ちます。これが、乳歯から永久歯への生え変わりのメカニズムです。
先天性欠如歯の場合、永久歯の種となる歯胚が何らかの理由で欠落します。まかぬ種は生えぬと言いますから、歯胚が無ければ永久歯は生えることはありません。勝手に永久歯や歯胚が発生することはありませんし、補充する方法もありません。
永久歯が生えてこないということは、その部位の乳歯は根っこの危機を回避できるということです。根っこが無事であるということにより、年齢を重ねても乳歯が抜けること無く、大人乳歯として残り続けるのです。

大人乳歯が永久歯の代わりになるのか?

「永久歯が生えてこない」と言うのはショックを感じる人もいると思いますが、中には「乳歯が残っているのならOKなのでは?」と考える人もいます。実は、それは大きな間違いなのです。乳歯では永久歯の代わりにならない理由は2つあります。
一つは「歯の根っこが短い」ことです。乳歯は永久歯ほど歯の根っこが長くないので、抜けやすくなっています。しかも抜けてもその下には永久歯がないので、永久歯を失ったのと同じ状態になってしまうのです。
もう一つは「虫歯になりやすい」ということです。乳歯は永久歯と比較して歯の表面の「エナメル質」が弱く、虫歯にかかりやすいのです。もちろん虫歯が進行すれば、乳歯を維持することも難しくなってしまいます。
このように、基本的に乳歯は永久歯と比較して弱く、さまざまなリスクにさらされることになります。30歳位であれば大人乳歯を維持できるかもしれませんが、それ以上となるとよほど大切にケアして運が良くなければ難しいでしょう。

大人乳歯の原因「先天性欠如歯」の原因は?

大人乳歯は、その下に永久歯ができない「先天性欠如歯」が原因です。では、その原因は何かと言えば、現時点では詳しい原因はわかっていません。遺伝が原因なのか、妊娠中に栄養不足などの原因があったのか、因果関係については明確になっていません。
原因が不明ということは、予防もできないということです。先天性欠如歯は10人に1人という割合で1~数本分の歯胚が欠如していると言われています。意外と高確率なので驚かれるかもしれませんね。
歯を蝕む病気というわけではないので、実は大人乳歯を持っているけれど自覚していないという人は少なくありません。ではどうやって大人乳歯であると自覚するのかと言えば、別の歯の治療や定期検診等でレントゲン撮影をすればわかります。前述の通り大人乳歯は歯の根っこが短いので、他の永久歯と比較して根っこが短いことによって大人乳歯であると歯医者で判別できるのです。ただ、大人乳歯であるとわかっても積極的に抜歯するというわけでもありません。なぜなら抜いても永久歯は生えてきませんし、他の永久歯と同じ働きができるのであれば抜歯する理由もありません。もちろん虫歯や歯周病、歯列矯正のためといった理由があれば抜歯もしますが、そうでなければむしろケアしてできるだけ長持ちさせる方針になると思います。

大人乳歯が抜けたらどうするべき?

大人乳歯が抜けたらどうするべき?

一般的な永久歯よりも抜ける可能性が高い大人乳歯、抜けてしまっても永久歯は生えてきません。つまり、空いた隙間には代わりの歯を補う必要があるということです。隙間を開けたままにしては、前後の歯が倒れ込んで歯並びが悪くなってしまいます。
人工歯で補う方法としては、部分入れ歯やブリッジ治療、インプラント治療といった選択肢があります。永久歯が欠如して大人乳歯が抜けてしまった本数や位置によって、治療内容は異なります。
歯並びと言えば、大人乳歯が抜けて空いてしまった隙間を「歯列矯正」によって利用するという方法があります。歯並びの悪さを矯正する際には、歯を動かすための隙間を確保するために健康な歯を抜歯することがあります。大人乳歯が抜けた穴を、その代用とするのです。健康な永久歯を抜いてしまわずに、歯列矯正のために利用すれば人工歯で補う必要もありません。

 

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